顎関節症の方【1】なんでアゴが鳴るの?
あなたはこんな症状ありませんか?
◆口を開け閉めするときに「カクッ」「パキン」などの音がする。
◆アゴの関節がずれて入るような感覚がある。
◆口を開けづらい、痛みがある
これ、顎関節症、またはその予備軍の方の症状です。
歯科のお医者さんは、「指三本がタテに口に入れば顎関節症ではない」と言いますが、これらの不快症状のある方はすでに顎関節症「予備軍」であることには違いありません。
実はこの顎関節症、女性に圧倒的に多いんです。
サロンにいらっしゃるお客様で、アゴの不調を訴える方は20代、30代の若い女性が多いです。
最近は低年齢化して10代の方、高校生のお嬢さんもいらしています。
もちろん40代、50代の方もいらっしゃいます。
ところで、なぜ顎関節症になるのでしょう?
簡単に言うと「下アゴがゆがんでずれる」からです。
耳の下あたりにある下アゴの関節部分がずれて、ちょうつがい部分のスペースがきつくなると、口を開け閉めした時に音が鳴ったり、関節がひっかかる感じで口を大きく開けられなくなります。
女性はアゴの靱帯がやわらかく伸びやすいため、ちょっとした負担で関節がずれやすいんです。
実際のところ、なぜ下アゴがゆがむのか、その原因ははっきりしていません。
なので顎関節症の治療法も「これだ!」という決定的なものがありません。
お医者さんにかかるとすれば口腔外科、矯正歯科などですが、治療は歯の噛み合わせを削って高さを合わせるマウスピースを作る などがほとんどで、痛みがなければ、「様子をみましょう」で終わるところもあります。
また歯科では歯の治療をしますが、下アゴがずれているのですからアゴを正しい位置にもどさなければ問題の解決にはなりませんよね。
ここで「下アゴのずれって元にもどせるの?」という疑問ありますよね。
下アゴのずれは関節や、それを支える筋肉や靱帯、神経の不調によって起こるので、その原因を取り除いてあげればもどります。
私のサロンにも歯科を何軒もまわってよくならず、ハリウッド式小顔整顔で症状が楽になった方が何人もいらっしゃいます。
虫歯、歯周病につづく「第三の歯科の病気」と言われている顎関節症。
その解消と予防については次回。