ウィズコロナは自分にフォーカスする時代
新型コロナウイルスはなかなか収束しません。
というより、ウイルスを完全に封じ込めるのは土台無理な話です。
有史以来、人間がウイルスを完全に撲滅したというのは、天然痘ウイルスただ一つだけなのですから。
なのでこのコロナウイルスの後を「アフターコロナ」というのは正しくなくて、「ウィズコロナ」。
つまりコロナウイルスと共生していくという時代です。
「そんなのありえな〜い!」という声も聞こえてきそうですが、インフルエンザと同じに考えてください。
毎年流行るインフルだって実はかなりの致死率です。
でもワクチンや治療薬があるから、怖いし厄介だけれどもちゃんと共生している。
コロナもこのあとそういう病気になっていくと思われます。
ただ、いまみんながやっている3密、「密閉、密集、密接を避ける」というのは特別なことではなく、ノーマルなことにんなっていくと考えられます。
コロナ以前と大きく変わることもあります。
大勢で集まる会食や講演の機会はなくなり、オンライン化が進むでしょうし、外出や会話の際はマスクは必需品になります。
そういう生活が普通になってくるとなにが起こると思いますか?
おそらく他人に見せることに価値を見出してきたことがなくなってきます。
つまり他人に見せることで満足感を得てきた、ブランド服や高価な装飾品が必要なくなり、自分自身の中に満足感を求める。
例えば「こういう会だから着るものはこうじゃなきゃいけない」とかね。
リアルに会うからこそわかるモノの質の良さや雰囲気は、残念ながら今のWEBカメラでは伝えきることはできません。
つまり高価なブランドものでも、スーパーで売っているものでも、オンラインの世界ではそれほど価値がなくなってくるんです。
それよりもzoomやネットで求められるものは、価値の共有であったり、有用な情報だったり、本質の部分にフォーカスされてきます。
華やかな雰囲気のものより役に立つ情報ですね。
もちろんオンラインお茶会やzoom飲み会なんてのもありますから、楽しみを求めるっていうのもありです。
でもそこにはドレスコードもないだろうし、見た目にイケてないから参加できないという制約は100%なくなると思われます。
すると人の意識は必ず自分自身に向いてきます。
今まで他人の目を気にするエネルギーを自分に向けられるようになってくるんです。
「これって自分にとって心地いい?」
「こういう状態って快適?」
今まであまり考えなかったようなことでも自分に問いかける余裕がでてくるはずです。
例えば、
これまで長時間の通勤でそれだけで疲れてしまって、夜に肌の手入れなんかしないで倒れるようにして眠っていたから肌もガサガサだったけど、そういう肌って自分でどうなの?
心地よくないわよね〜。
今はリモートワークで時間も余裕ができたから、お肌のケアもゆっくりできるようになったの。
お肌すべすべになって心地いいわ。
これは他人に見せるために肌のケアをしているわけじゃありませんよね。
自分で心地いい肌の状態を作るためにしていることです。
同じようにして髪やボディのケアをするようになるかもしれません。
良いことだと思いますよ。
今まで人に見せるため、他人から高評価を受けるためにしてきた自分ケアを、自分自身の満足や快適さのためにするようになる。
見た目の高級感を気にしなくなるから、考え方、心のあり方など、人としての本質が勝負になると思われます。
ウィズコロナの時代は美容面でも心の面でも良い変化をもたらすような気がしてなりません。
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